にわオタレビューブログ

にわかなオタクがアニメ、ラノベ、エロゲーなどのレビューをつづります。まったく関係ないこともつづります。

りゅうおうのおしごと! 感想

りゅうおうのおしごと!

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あらすじ

「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」
十六歳にして竜王の座を得たプロ棋士・八一のもとに、ある日女子小学生・あいが訪れてきた。
極限状態のときにした約束だったため、よく覚えておらず焦る八一。経験、年齢、戦績などを理由に断る。
しかし共に過ごす中で、過去の自分と重なるあいの姿に、ひとまず期間限定の弟子にすることを決めた。

 

 

感想

めちゃくちゃよかったです。
自分は元々女子小学生ヒロインというものが好きではありませんでした。
というのも、女子小学生との恋愛――あるいはラッキースケベともいえるイベントの数々に納得がいかなかったからです。


もちろん現実的に考えれば女子小学生云々に限らず、どんな作品にでもいえる事。
しかし、作品世界なりの納得できる積み立てというのはあってしかるべきではないでしょうか。
今まで小学生ヒロインで納得できたのは、うまく積み立てができていたものは『こどものじかん』くらいなもの。
真正面から小学生を恋愛対象として捕えることと向き合っている、これ以上ない納得を持って接することのできる作品でした。


正直、小学生ヒロインはああもシリアスな形にしないと納得できるようなところまで昇華させられないんだろうなぁ、などと諦めておりました。
そこへ現れたのが今作です。
『将棋のプロ』という職業ものをベースに、昔ながらの『内弟子』のような制度をまじえて、女子小学生ヒロインが練り上げられていました。
確かにこの状況やこのキャラ背景なら、女子小学生がヒロインでも納得ができる!
感動しました。
こどものじかん』と違ってライトに、何度でも楽しめてしまう今作は、女子小学生ヒロイン界への一石を投じたと言えるでしょう。
職業もののような、『現代の中に潜む非日常』要素をうまく利用すれば、女子小学生との恋愛模様がきちんと説得力を持って表現できる。そんなメゾットを教えてくれました。


総括すると、女子小学生ヒロイン界に革命が起きました。