にわオタレビューブログ

にわかなオタクがアニメ、ラノベ、エロゲーなどのレビューをつづります。まったく関係ないこともつづります。

プラダを着た悪魔 感想

プラダを着た悪魔

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あらすじ

頭はいいが身なりに気を使わない女・アンドレアはファッション誌・ランウェイの編集者で秘書として働くことになった。
社長のミランダは横柄で、無茶な命令ばかりをアンドレアに押し付けるばかりで一向に認めようとしない。
とある失敗を機にミランダから完全に見放されてしまったアンドレアは同僚に愚痴るが、同僚はミランダはただ仕事をしているだけだとアンドレアをたしなめた。
たしなめられたことで頭が冷えたアンドレアは自らが仕事に対しての持っていた姿勢がなめきっていたものだと気づき、ファッションの仕事をなめすぎていたことを認めてお洒落をすることを決めるのであった。裏切りから学ぶ一味違った成長物語。

 

 

感想

スポーツであれ、文化的なことであれ、何かに一生懸命取り組んでいる人を斜に構えた目線で見る人というのがいます。
今回の主人公・アンドレアもまた彼らと同じで、そんなことに一生懸命になるなんてあほらしい。自分は違うところを目指しているんだ、というタイプです。
そんな彼女がランウェイで働く中で何かに熱心に取り組むことの尊さを知って、人として成長していきました。
しかし、妥協ない努力の残酷な一面を見たときにアンドレアはランウェイから去ってしまい、結局最後に落ち着いた価値観は最初とほとんど変わっていません。
が、変わらないようではっきりと変わった場所がありました。
それは最初に『なんとなく一生懸命って格好悪い』と思っていた部分に、もっと具体的で明確な理由を持ったこと。
そうした自分の持っている価値観に理由を持てるようになることも、立派な成長のお話なんだということに気づかされるような『分析』を体験できる作品でした。