にわオタレビューブログ

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コードギアス 亡国のアキト 最終章『愛シキモノタチヘ 』 感想

コードギアス 亡国のアキト 最終章『愛シキモノタチヘ 』

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あらすじ

ユキヤの放った爆弾によりユーロ・ブリタニア軍を三分の一に減らすことは出来たが、依然としてzero部隊の不利な状況は変わらない。
ユーロ・ブリタニアによるヴァイスボルフ城への攻撃が始まる最中、アキトは兄との最後の戦いを決意する。

 

感想

最近映像媒体で観るものがいちいちひどすぎます。年始めに観た『傷物語』で得た感動をこれでもかと削いでくるので、たまったものではありません。
などという出だしで始めたからには今作ももちろんひどかったと思ったわけです。

 

さて、亡国のアキトシリーズの魅力といえばやはり3DCGによる迫力ある戦闘シーンです。
今作でもしっかりと作られている……ものの、いつもよりその魅力は目減りしている印象がありました。
原因としてはアレクサンダーが新型になったこと。
いつものアレクサンダーは、武器の短さが幸を成して動きに工夫を加えなければ相手にダメージを与えることができませんでした。必然的に変態機動が生まれ、その気持ち悪さに心躍らされるのが毎回の魅力だったのです。
しかし今回そのアレクサンダーが新型になったことで武器も普通の剣になり、絵面としてありがちな普通のものになってしまいました。
ここまでがっかり来るバージョンアップもなかなか無いでしょう。
魅力を語っていたはずがいつの間に……。

 

最終章を一言で表すなら『エヴァンゲリオンを目指して失敗した作品』。
ギアスの神秘性をひもとくにあたって、何らかの回答を示そうとした心意気はいいのですが、繋がりのかけらもない適当に考えました感満載の設定の雨あられ。
キャラ達の心理の変化も前作動揺に宗教じみていて気持ち悪い。
終盤の付け足した感あふれる敵キャラ回収。
主人公達の行き着いた場所の不幸せさ。

 

……なんだこれ。どこを取っても納得できません。