にわオタレビューブログ

にわかなオタクがアニメ、ラノベ、エロゲーなどのレビューをつづります。まったく関係ないこともつづります。

スターウォーズ/フォースの覚醒 感想

スターウォーズ/フォースの覚醒

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あらすじ

ルークが姿を消して数年。
帝国の残党「ファースト・オーダー」、レイア率いる反乱軍がその身を追っていた。
惑星ジャグーで貧しい日々を送っていたレイは、改心したストームトルーパー・フィンに出会う。
フィンを追ってジャグーに攻撃してきたファースト・オーダー。巻き込まれたレイは、フィンと共にその場にあった宇宙船でジャグーを脱出する。
その船は、ハン・ソロの手から離れていたミレニアム・ファルコン号だった。

 

感想

決してべた褒めできる内容ではありません。
しかし、ボロクソに貶す内容かといえばそういうわけでもない。
悪くないと思いました。

 

砂漠の星に住んでいた主人公。ロボットに託されたメッセージ。ダークサイドのマスク男。懐かしの面々……etc
きちんとスターウォーズを知る者であれば、「おっ」と反応してしまうような要素がしっかりと詰め込まれていて、
まるで数年来の友人に出会ったかのような嬉しさに包まれました。
物語もエピソード4のプロットを流用していて、懐かしのキャラ達が再びそうした流れの中で躍動している姿なんてニヤつかずにはいられません。
ハン・ソロ登場時に「ここまでだ」と銃を突き付けられ、なんだかんだで助かってしまう流れなんて最高です。

 

 

じゃあなんで褒められる内容ではないのか。
ずばり、要素の一つ一つの理由付けがなさすぎるという点です。
例えばマスク男は結局、マスクをつけている必要が何もない。そのマスクを取っても、「誰?」としか思えません。
さらに例えば、レイの強さの飛躍っぷりなんかエピソード1でのアナキンをはるかに超越しています。
アナキンはポットレースという理由付けがされていたのに、レイはフォースによる拷問?のみ。
そうした雑い箇所の多さが積み重なって、「うーん……」と感じてしまうことも多々あります。

 

個人的に一番嫌だなぁと思ったのは、敵がヒステリックを起こしてライトセーバーを振り回すたびに子供っぽく感じてしまう部分。
モールやドゥークーには静かだからこその底知れない感がありました。この敵にはそれがまったくなくて、本当に敵としての魅力がぺらっぺら。

 

 

総括すると、ファンの期待に答えようと頑張ってくれていることの感じられる健闘賞的作品でした。