にわオタレビューブログ

にわかなオタクがアニメ、ラノベ、エロゲーなどのレビューをつづります。まったく関係ないこともつづります。

闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ 感想

闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ

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四十二歳の生物教師・スコットは素行不良のあまり、周囲から煙たがられていた。
ある日勤めている学校の経営不振により、彼の尊敬している同僚音楽教師・マーティがクビになることに。
助けるためには多額の金銭が必要だという。
スコットは格闘技で得られるファイトマネーの高さに魅かれてUFCを目指すことを考える。
負け犬たちの繰り広げるスポーツコメディ。

 

 

とてもシンプルな、負け犬たちなりに成り上がっていくお話。
癖のあるキャラ達を取り巻く環境や、彼らのやりとりのコミカルさが魅力的で頭をからっぽにした状態でのめりこんでいけます。
ただ、いろんな部分が短絡的な印象。
なぜプロたちに翻弄されてばかりだった素人が今にも負けそうな試合で勝てたのか、
なぜ元々レスリングをやっていたのにやめたのか、
なぜ元々優秀な教師だったのに怠惰になってしまったのか……etc。
とにかく十分な納得ができるだけの必然性を持たない設定が目立ちます。
少なからずそういった部分があるのはほかの作品にも言えることですが、今作は企画の根本的なところもディティールもすべてにおいて必然性がない。
キャラに魅力があっても、シンプルなお話だけにディティールの粗さがどうしてもノイズになってしまっているおしい作品でした。